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2022年10月18日

院長のマウスピース矯正体験日記!(実例写真つき!) |福岡市早良区の矯正歯科 小児矯正 成人矯正

院長が自分自身の歯列矯正を行う前代未聞の「矯正日記」
ひさびさの投稿で申し訳ございません!

知らない方が多いと思いますが、私(院長)自身、現在矯正治療中です。
私には以前からずっとコンプレックスがありました。それは「上下の前歯が前に出ていて口がとじにくい」ということです。気付いたら口がポカンと開いていることが多く、自分の横顔の見た目にも自信がありませんでした。
そこで「よし、それなら自分自身の歯並びを矯正治療してみよう!」と決心しました。
自分初診顔.jpg
自分初診.jpg

私の場合、上下の前歯を後ろに下げる必要があり、そのためには前から4番目の歯(計4本)を抜歯する必要がありました。そこで大学教員時代の先輩に抜歯をお願いしました。
庸子先生と.jpg
その後、自分で鏡を見ながら「マルチブラケット装置」を装着しました。これはなかなか難しかったです。
自分の顔2.jpg
IMG_6965.jpg
自分の顔.jpg
装置は定期的に、自分で鏡を見ながらワイヤーの調整や交換を行いました(とっても難しい!)。
矯正治療を始めて1年半ほど経過し、抜歯してできたスペースもかなり閉じ、上下の前歯が後ろに下がってきました。
口腔写真マルチ終了時.jpg
しかし治療が進行するに伴いワイヤーの細かい調整が必要となり、自分自身で鏡を見ながら治療をする事に限界を感じてきました。今後の治療をどうしようか途方に暮れていたとき、「そうだ、インビザライン(マウスピース矯正、マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置)ならワイヤーの調整がいらないから、続きの治療ができそう!」と思い、これまでのマルチブラケット装置をすべて外し、「インビザライン」を用いた治療に変更することとしました。
アイテロ.jpg
インビザシミュレーション画面.jpg
口腔内スキャナー「iTero」で自分の歯列をスキャンし、インビザライン社に治療計画を注文したところ、約2週間で「アライナー」というマウスピース型の装置が40組送られてきました。
インビザの箱.jpg
インビザの袋.jpg
インビザ装着写真.jpg
このアライナーを食事時以外、常に装着します(一日22時間以上)。
ナンバー1から順に、1週間ごとに新しい物に交換していきます。
今まで装着していたマルチブラケット装置と比較すると、見た目はかなり良好で、矯正治療をしていることに気づかれることはほぼありません。
最初のうちは「装置を付け続けるのは大変だなー」と思っていましたが、1か月もすれば装置を装着するのが当たり前となり、装置を付けないと逆に不安を感じるようになりました。
あと、マルチブラケット装置の時は、調整したらその後数日間は軽度の痛みを感じますが、インビザラインでは、ほとんど痛みや違和感を感じません(個人差があると思います。)。

現在のアライナーはナンバー19を使用しています。私の場合ナンバー40が最後なので、ほぼ半分が終了したところです。
口腔写真現在.jpg
現在の口腔内の写真です。いかかでしょうか?
下の歯列はもうほとんど抜歯スペースが閉じ、仕上がりに近い状態です。

最後に顔のビフォー・アフター比較です!
顔側面.jpg
顔正面.jpg
顔スマイル.jpg
いかがでしょうか?治療前と治療後ではかなり顔つきが変化しているように見えます。
特に横から見たときの口元の突出感がかなり改善されました!
もちろん美容整形や写真の修正はしていませんよww
(※横顔の初診時写真は撮影角度が微妙にずれていますのでご了承ください。)
上下の前歯が後ろに下がったことで口がとても閉じやすくなりました。
治療開始から現在までで約3年近く経過してしまいましたが、本来はここまで1年半程度で変化しているはずです。マルチブラケット治療の途中で調整をさぼった時期があり、かなりタイムロスしてしまいました(汗)
あと5か月程度で仕上がる予定です。ゴールはみえてきたぞ!がんばりますっ!


<あとがき>
この「セルフ矯正」を始めた理由として、上記のように私自身のコンプレックスを解消したいとの思いがあったのですが、それと同時に「患者さんの気持ちを実際に体験してみたい。」というのも大きな理由です。患者さんへの説明の際、教科書通りの説明をするのは簡単ですが、実際経験してみないと装置による痛み、見た目、違和感などの大変さはわからないと思います。今回セルフ矯正をしてみて感じたことは以下の通りです。

「抜歯矯正をしてみて感じたこと」
健康な歯を4本抜くというのは、昔から世界的にスタンダードな方法であり、当院でも必要に応じて患者さんにお勧めしている方法です。(もちろんできるだけ非抜歯での治療法を模索しますが。)
しかし、いざ自分が抜歯するとなったときは少し不安になりました。矯正歯科医の私でさえ不安に思うのであれば患者さんの不安は計り知れないと思います。
ただ、自分がしない事を患者さんに勧めるのは矛盾していますし、抜歯すべき状態の私から「抜歯した方が良い」なんて言われても説得力はありません。私が抜歯矯正を経験することで身をもってメリット・デメリットを体感でき、患者さんへのカウンセリングの際もより説得力のある説明ができるのではないかと考えました。結論を言うと「抜歯矯正をして本当によかった!」と思っています。私の場合は上下の前歯を後ろに下げたことにより口がとても閉じやすくなり、一番コンプレックスだった横顔の「口元の突出感」が改善したことにとても満足しています。10代や20代のころは、「僕は男だし、歳とってオッサンになりゃ見た目なんてどうでも良くなるさ。」と思っていましたが、コンプレックスはいつまでたっても減少することはありませんでした。「きれいになりたい、カッコよくなりたい」と思うのは年齢や性別は全く関係ないと思います。

「マルチブラケット装置とマウスピース矯正の両方を経験してみて感じたこと」
マルチブラケット装置は「見た目が気になる」と言われる方が多いですが、最近のブラケットは小型化しており、私が装着したクリアブラケットであれば歯の色調となじみがよく、意外と人から気付かれにくかったです。また最近はコロナ禍ということもありマスクをするので、むしろ金属製ブラケットでもほとんど気付かれないのではないかと思います。あと装置による痛みですが、月に1回ワイヤーを交換する度に数日間弱い痛みを感じ硬い物を噛みにくいと感じましたが、耐えられないほどの痛みではありませんでした。またブラケット周囲やワイヤーに食べ物がからみ、清掃は大変だなと感じました。あと、装置を装着して1か月くらいは装置が接する頬の粘膜に口内炎ができやすかったです。
マルチブラケット装置からマウスピース矯正へ変更したときに最も感動したのは「ご飯がおいしく食べられる!」ということです。マルチブラケット装置は基本的に舌には接さない装置ですが、なぜかどんなに大好物を食べても不思議と「おいしさが半減」してしまいました。おそらくワイヤーが歯に力を加え続けるので、食べ物を噛んだ時の食感が正常に脳に伝わらないからではないかと推察されます。しかしマウスピース矯正は装置を外した状態で食事できるので、ほぼ100%の味が感じられるのだと思います。また痛みに関して、マウスピース矯正はマルチブラケット装置と比較して「痛み」はほとんど感じず多少の「違和感」を感じる程度です。これは個人差があると思います。マウスピース矯正は装置を外すことができるので清掃性は圧倒的に有利と感じます。総合的にみるとマウスピース矯正の方に分がありそうですが、「適用症例に限りがある」「装置を適正に長時間使用しないと効果がでない」「費用が比較的高い」などのデメリットもあります。

私のマウスピース矯正はまだまだ続きますので、今後ともブログにて進捗をご報告いたします。
長文を最後までお読みいただきありがとうございました。

院長 植木猛士





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posted by うえき矯正歯科・こども歯科 at 13:03 | お知らせ
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